「Bio」(バイオ)は、ドイツ語では「ビオ」と発音され、さまざまな政策や固有名詞に使用されています。ドイツのバイオテクノロジー界では、1996年のビオレギオ・イニシアチブを通じて技術革新に次ぐ技術革新の波が起こりました。バーデン・ヴュルテンベルク州はバイオテクノロジーと生命科学を将来性のある分野と見て奨励し、現在では当州の研究機関、企業の業績およびクラスター「ビオレギオ」の活躍により、ドイツ随一のバイオテクノロジー立地に躍進しただけでなく、世界的にもその評価がますます高まっています。
バーデン・ヴュルテンベルク州はバイオテクノロジー全般でだけでなくその隣接分野でも優れた研究成果を出しており、バイオテクノロジーを取り巻く関連諸分野のネットワークを組織するための最良の環境が整っています。
バイオテクノロジーは、さまざまな自然科学およびエンジニアリング関連分野を統合するための共通テクノロジーです。現在では、バイオプロセスエンジニアリング、医療/医薬バイオテクノロジー、食品バイオテクノロジー、遺伝子技術、バイオ情報学、再生生物学、ナノバイオテクノロジー、幹細胞治療など、バイオテクノロジーの新しい分野が多数生まれています。
当州のバイオテクノロジークラスターは以下のとおりです。
- BioRegion Rhein-Neckar-Dreieck(ライン・ネッカー・ドライエック・ビオレギオン):ハイデルベルク、マンハイム、ルードヴィヒスハーフェンを包括する地域にある化学製薬業界の大手企業と世界的に有名な研究機関を周辺に控えた、欧州屈指の広域バイオテクノロジー立地です。
- BioRegio STERN(シュテルン・ビオレギオ)は欧州有数の最先端技術の集積地域で、これまで偉大な発明家を輩出しており、一流企業が立地しています。現在このクラスターではバイオテクノロジー企業86社および医療機器メーカー94社が、技術革新型の将来有望なバイオテクノロジー産業の確立に向けた取り組みを行っています。
- BioRegio Freiburg(フライブルク・ビオレギオ)はドイツ、フランス、スイスの3か国の国境地域にあり、同地域の生活環境の良さと躍動感が魅力的なクラスターです。同クラスターは、ドイツのフライブルク、スイスのバーゼルおよびフランスのストラスブールにあるバイオテクノロジー関連企業および団体で組織する3か国のネットワーク「BioValley(ビオバレー)」に参画しています。
- BioRegionUlm(ウルム・ビオレギオン)には、研究教育機関および産業がバランスよく集積しています。このクラスターは、医薬品を中心とするバイオテクノロジー製品メーカーの欧州屈指の立地になっています。このシュヴェービッシャー・アルプがそびえ、ボーデン湖を臨む地域で、バイオテクノロジー、生命科学および医療機器メーカー50社が事業を展開しています。ウルム・ビオレギオンには、世界的な大手企業と起業したばかりの若い企業の両方が健在しており、この数年間に力強い発展を見せています。
- ボーデン湖周辺地域の経済界と学術界の26団体が、2005年2月26日に国境をまたぐビオレギオを結成しました。新しく設立された「BioLAGO」はバーデン・ヴュルテンベルク州5番目のバイオテクノロジークラスターで、ドイツ南西部はバイオテクノロジー立地としてさらに充実することになりました。